スピードショップ オールマン 10:00-21:00 水曜定休日
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Tm Allman Speed
ヒストリー
1985 1988 1991 1995 1996 1997 1998 1999 2006

オールマンが製作したRACINGマシーン


1985年夏製作 / YAMAKI
1982年に開業したオールマンが、当時盛り上がってきたシングルレース用に製作したエンジンはYAMAHA SR500、フレームはSUZUKIのRG250ガンマのアルミフレーム。エンジン下のガソリンとオイルのタンク、シート後端から顔を出すマフラー、ボンネット風に持ち上がるタンク(何もないが)等々、いろいろな物を盛り込んだ意欲作で、サーキットの人気者でした。軽量でソコソコ走りましたが、製作中に4VのSRXが発売された事もあり、上位入賞はできませんでした。ライダーは中島道夫。
 
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1988年11月製作 / R-SRX STDフレーム改
さらに過激になってきたシングルレースで上位を狙う為、4VエンジンのSRXでの参戦を決意。とりあえずSTD鉄フレームでリアサスを車高調整付リンクサスに改造して、エンジンのノウハウや車体のセッティング習得に努めました。緒戦の5位やポールポジション、ESクラス念願の初優勝も果たしました。又、カラーリングはこのマシンからオレンジになりました。ライダーは、根岸直広。筑波サーキットでのベストタイムは1分2秒81。
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1991年夏〜秋製作 / YR-SRX TZフレーム
STDフレームでのタイムも限界に近づいたので、チーム員より購入した88TZ250のフレームにSRXのエンジンを搭載。更に上のタイムを目指しました。このマシンはシェイクダウンでSTDフレームのタイムを上回り、可能性を感じさせました。普段はTZに乗っている根岸直広も、TZと比べても、全く違和感がないと言うコメントをもらいました。その後、乗車したライダーも同様のコメントでした。このマシンは、初戦から結果を出してきました。初戦はポールポジションスタートで、決勝は電気系トラブルでリタイヤ。2戦目の1992年BOTTでは、ぶっちぎりの優勝。秋のエコーデカトルも優勝。1992年のシリーズチャンピオンに輝きました。その後もレース毎に改良され、完成度とポテンシャルを上げていき、ポールポジション、コースレコード、優勝とシングルレースの常勝マシンとなりました。富岡裕昭、川田俊治、鈴木誠、小口亘などが乗車。全員素晴らしい走りを披露しました。1996年には、念願の海外遠征となるオランダアッセンで開催されたSBK併催ヨーロピアンスーパーモノにも出場。8位の好成績を残しました。ライダーは根岸直広。筑波サーキットでのベストタイムは1分1秒6。
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1995年5月製作 / DUCATI M900R
人気の上昇してきた2VT、ACT用に製作したマシン。その後EXツインクラスにも使用。優勝はないものの、常に上位入賞しました。パワーはあまりないものの、軽量を活かした高いコーナリングスピードで筑波サーキットでのベストタイムは1分1秒5。ライダーは吉田竜夫、富岡裕昭、川田俊治、石井孝之。
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1996年5月製作 / DUCATI 916SP
1996年BOTT EXツインに使用。STDの保安部品を外し、軽量化とポジションをライダーに合わせ、スリックタイヤで1秒前半のタイムでGUZZYの鈴木誠選手とデッドヒートを繰り広げ、僅差の2位の結果でした。ライダーは富岡裕昭。
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1997年8月製作 / DUCATI 748SP
10月にSUGOで開催されるスーパーバイク世界選手権開催のSS600ワールドシリーズレースにDUCATI 748SPで参戦しました。レギュレーションを見る限りでは、ほとんどSTDに近い内容だったので、地元の有利さで上位入賞も可能なのではと思い参戦しました。ところがフタを開けてみるとマシンはほとんどワークスマシン!ライダーもGPを走っていた人からヨーロッパ各地の大会のチャンピオンばかり(当たり前か)しかし、当初の上位入賞の目論見は外れたものの、世界選手権の雰囲気の中で最高に楽しめたレースになりました。結果は日本人勢の中では最高位でした。ライダーは富岡裕昭。
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1998年 / DUCATI 916SP
ドゥカティショップとしてのオールマンを大いにアピールしました。ライダーは富田裕昭。'98仕様は、エンジンを955ccにして、各部の軽量化を押し進め、カラーリングもオレンジにしました。前回問題になったシフトダウン時のエンブレもスリッパークラッチで対応しました。結果、ブリッテンやモリワキも出場し、史上最高の盛り上がりになった'98BOTT(6位までコースレコード)で3位という最高の結果を出しました。ライダーは富岡裕昭。筑波サーキットでのベストタイムは1分0秒5。
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1999年 / DUCATI 916SPS
1999 BOTT用に、よりポテンシャルの高い916SPSを投入。しかし、ライダー富岡裕昭の怪我の為(仕事中)、急遽代役で川田俊治が乗車するも、いかんせん練習不足と当日のあまりの低温で、パッとした成績を残せませんでした。2000年以降は空冷のモンスターでの参戦で、レースをより楽しむ方向で参加しました。
 
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2006年 / MV AGUSTA BRUTALE910S(R-BRU)
最高出力134PS 11,000rpm 車重180kg

2006年はBOTTが開催されないという噂が流れ、M900RのポテンシャルもEXツインでは辛くなってきていたので、ほっとしていたところ、代わりにTOFを開催するというので、最速クラスのF-ZERO EXに、750cc-910ccに排気量が上がったブルターレで対応できるのではと思い、早速入荷したばかりの試乗車で筑波でテストしてみたところ、長年の経験で1分1秒0〜1秒5位はいけるのでは(STDエンジンで)という感触を得たので、取りあえず参戦を決定しました。

レース用のBRUが2月10日に入荷、大会が3月19日なので、1ヶ月半でマシンのモデファイ、練習、セッティング、諸々の準備で、体力的に本当にしんどかったのですが、なんとかタイムも本番の予選で、目標だった1秒5が出て、ホットしました。予選6位、決勝はパワーのあるマシンに前に出られた事と強風で、8位の結果でした。今後に期待してください。

ライダーの石井孝之も、アップハンで慣れないポジションだったのですが、だんだん馴染んできて、最後にはキメテくれました。また練習の意味で参戦した2006年6月4日MCFAJの筑波サーキットのレースで1秒1でのタイムなど、ブッチギリで優勝!ライダーの慣れとマシンのセッティングも決まって来ました。今後は、更にパワーアップと軽量化を押し進めてマシンのポテンシャルを上げていく予定です。
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Team Allman Speedに在籍活躍したライダー達


1982年の開業から一貫して全日本選手権、地方イベントレース、SBK世界選手権、ヨーロピアンスーパーモノ(海外レース)アッセンBOT等、常にレースに参戦してきたため、非常にたくさんのチーム員が在籍しました。他チームに移籍後も活躍、ファクトリーチームの監督になった人もいます。全員紹介できないのが残念です。
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